2023年07月18日
対談シリーズ第一弾
kahogo galleryにお招きしたのは
octagoniaさん×松下ぴんくさん
テーマは“NFTアート”
(オ:octagoniaさん)
(松:松下ぴんくさん)
(ス:kahogoスタッフ)
octagoniaさんはNFTアートの世界を扉の前からその中の世界までをとても明快に教えてくださいました。
ス:NFTについて教えてください。
オ:まずはメタバースというインターネット上に存在する巨大な仮想空間があります。
現実世界と同じように土地があり建物があり、アバターとしてその中で様々な活動ができます。
ス:あつまれどうぶつの森にも近いのでしょうか笑
オ:そうですね。しかもフィールドが宇宙規模で フィールド内で使用するお金はドルや円とトレード可能。
極端な例えですが、おおよそそんな感じです。
NFTはそのメタバース内でアートに限らず映像、音楽、デジタルチケットや文章データなど様々なデジタルデータが存在します。
一枚絵だけでなく、一つのキャラクターで色違いやバージョン違いを多数作って、ガチャガチャのように集めたくなるようなコレクションを運営されている方も。
ス:本当に色んなクリエイターさんがいらっしゃるんですね。
松下さんの作品の中にもキャラクターがいますよね?
松:はい、私の作品には白猫のリミィちゃん・うさぎのホイップちゃんなどがいます。この子たちがNFTになったらどうなるんだろう…?
オ:例えばリミィちゃんの浴衣ver.とかカジュアルver.といった衣装違いバージョンを一つのコレクションの中で展開していく…といった形です。
クリエイターは楽しみながら創作を続けられるし、ファンの方はコレクションするのが楽しいですよね。
松:確かにそれは一枚絵と少し違った楽しみ方かも知れないですね!
ス:デジタルアートはもともとデジタルの世界にしか存在しないですよね。
オ:デジタルアートをプリントすることは誰にでもできるけど、デジタルアートのデータの所有権を証明することができるのがNFTなんです。
もしメタバース内でデジタルアートを売買する場合は仮想通貨を通じて取引がされるので、コインが使われた記録が永久にされます。
ス:ということはアートが誰かの手に渡り、その先誰が所有しているかを作り手は把握することができるのですね。
オ:例えばスクショした絵を「私がこれを描いたんです」と言ってプリントを売れたとしてもNFTの中ではそれができないのです。
デジタルアートのクリエイターを守ることができるというわけです。
松:すごい世界ですね。
オ:クリエイターは作品を登録し、メタバースの中でgalleryを作ったり、個展を開催することもできるのですよ。
ス:松下さんはオリジナルキャラクターのリミィちゃんを登録しておくのも良いのですね。
オ:ただ作品をNFT化したり売買をする際には、「Gas Fee(ガス代)」と呼ばれる手数料が発生します。
NFT化するにはある程度の費用が必要です。
ス:それにしてもお部屋に飾れるわけでもない、触ることもできない絵を仮想現実の中で眺めているというのが不思議です。
オ:ゲームに課金している感覚に近いかもしれません。
先に例に挙げた、あつまれどうぶつの森は家を所有している。そこに絵を飾ったりして自分の世界を作っていますよね。
誰かを招いて自分の好きなものを見せたり。
ス:なるほど!
ここから実際にするノウハウを細かく教えてくださいました。
見る人も描く人もNFTの世界には相応の価値があるのだと知りました。
日本よりも海外のほうがNFTが身近な世界だそうで、作品を海外へ世界へ旅に出すような感覚なのでしょうか。
『最初から「ただ売る事」だけを目的にせず、これまで自分がいた世界では知り合えなかったような多種多様なクリエイターさんと繋がりながら 幅広く学んでいく事を楽しむと良いかも知れません。』
とoctagoniaさんはおっしゃっていました。
というわけでgalleryではkahogoで繋がった作家さんをお招きして対談などの企画もお届けしていきます。
どうぞ次回もお楽しみに。
【octagoniaさんプロフィール】
日本独自の感性と先人への敬意を表し 主に日本の文化・風習にスポットを当てたデジタルイラスト作品を創作。
海外のNFTアート オークションへの出品や国内外ギャラリー展示参加を通じ、日本文化への貢献と海外に向けた認知拡大を目指して活躍。
【松下ぴんくさんプロフィール】
小さな頃憧れた世界、
夢見る世界に出てくるような、
お姫様、ロリィタ、女の子、動物を中心に夢いっぱいのキラキラな
「お姫様の世界」を描く松下ぴんくさん。
一方で、感情から産まれる少年「僕」と青と星空と言葉と感情の繊細な世界を描く松下ぴんく僕さん。
ギャラリー展示、イベント出展、グッズ展開、企業コラボなどで活躍。