Kahogo.

手間を惜しまず作られた枠練り石鹸の清冽な爽やかさを、青い果実のかたちに込めました。

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わたしも石鹸を手作りして、自分で使ってみたことがあります。
時間をかけて作った宝石みたいなすべすべのかたまりは、身体をきれいにするのと引き換えに少しずつ小さくなっていきました。
いい匂いやころんとしたかたちが徐々に流れていくのはすこしさびしかったけど、自分で選んだ成分が肌を変えていく確かな感覚もあって、石鹸というのはなくなるけどなくならない、ふしぎなものだなぁと思いました。
今回kahogo soapのパッケージをデザインするにあたって表現したかったのは、そのふしぎな感覚です。

東京都小平市出身。武蔵野美術大学卒業後、上海での内装デザイン職を経て淡路島へ移住しました。
ドローイングやコラージュ作品の制作・発表を続けています。
身近なひとや暮らしの中で親しみを感じるものを主題にすることが多いです。

まとうものや口へ運ぶもの、身のまわりのものはなるべく自分で作ってみたいと思い、そうしています。
フリーランスでイラストレーションや装丁、ポスターなどのデザイン制作も承っています。

箱に入った贈り物って特別な感じがして、もらうのもあげるのもどきどきします。
自分へのご褒美に、大切なひとへのプレゼントに。
この作品が誰かの思い出の一部になってくれたら、こんなにうれしいことはないです。