第1回 HINAHOさん
kahogoプロジェクトに応募したきっかけはインスタグラム
時田:STORIESではインタビューを通じて作家さんの最近の活動や、アートについてお話を伺いしていきます。記念すべき第1回はHINAHOさんです。宜しくお願いします。
まず、kahogoの存在を知ったきっかけを教えてください。
HINAHO:最初はインスタグラムの広告で知りました。そこからアーティストを紹介する活動であるkahogoプロジェクトに共感し、応募しました。
時田:ありがとうございます。HINAHOさんはこのkahogoプロジェクトの第1回から第2回、第3回と採用されましたが、お気持ちはいかがですか?
HINAHO:シンプルに嬉しいが一番です。
最初に応募した時はまさか3回連続で採用していただけると思いませんでした。
時田:1作目はkahogoの石鹸の泡に包まれて、絵本から一枚切り抜いてきたような感じの作品で、2作目もやっぱりメルヘンで少女っぽい感じの作品できて、今回は全然違う雰囲気になりましたね。
1作目、2作目、3作目と、コンセプトはもちろん違うと思うのですが、描き方も違いますか?

左から1作目、2作目、3作目
HINAHO:はい。1作目は水彩で描いています。2作目はアクリルとオイルパステルです。3作目は水彩です。
時田:どこからインスピレーションが沸きますか?
HINAHO:浮かんだイメージを描くことが多いです。
言葉が苦手なので、表現できない、言葉にならないことを絵に抽出するみたいな感じです。
時田:日常の生活で影響を受けている時はありますか?
HINAHO:結構、いろんなものが感覚的なタイプなので、その時の気分を描くことが多いです。
見たものが直結する訳ではないのですが、思った感情が出ることはありますかね。
3作目には"がおくん"が登場
時田:今回のパッケージに描いている"がおくんは"インスタグラムでも拝見していたので、いつ来るかいつ来るかと思っていました。どのくらい前に"がおくん"というキャラクターが生まれましたか?
HINAHO:"がおくん"は4年前くらいですかね。初めて"がおくん"が生まれたのは、ラインスタンプを作りたくて。その時にラインスタンプ用に何か描こうと思って生まれたのがきっかけです。その第1弾のラインスタンプは今販売中止にしていて、幻のスタンプなのですが。当時、パソコンが無かったので、スマホに指で書いたラインスタンプが存在しています。
時田:指で描いた平面の"がおくん"が生まれた瞬間だったんですね。
HINAHO:その時、形は今のままですが顔は全然違う顔をしていました。

緑が"がおくん"、黄色が"なみにょろくん"
時田:"なみにょろくん"の方はその後ですか?
HINAHO:そうです。今ラインスタンプは"がおくん"2個と"なみにょろくん"1個発売しているのですが、今のスタンプは完成後の"がおくん"です。未完成の"がおくん"くんからスタートし、だんだん描いていくうちにこの子になりました。
時田:結構グッズがいっぱいあると思うんですけど、オススメの"がおくん"はいますか?
HINAHO:やっぱりこの立体"がおくん"がオススメですね。
シンプルな基本の"がおくん"と、トッピングを一緒に置いて、好きなものを選んでもらって、その場でささっと付けて販売しています。例えばシンプルな基本の"がおくん"にサクラを付けるとか。
時田:癒される。かわいい。大人も持っておいて、ほっこりきるような感じのキャラクターですよね。子供も喜ぶと思うんですけど。
HINAHO:大人の方が気に入ってくれることが多いです。女性に人気が出るかな?と思っていたのですが意外と男性の方が気に入ってくれることが多くて。いろいろな年齢層から気に入っていただけていると思います。
時田:それって男性が選ぶプレゼントですか?
HINAHO:いや、自分が好きで買っている方が多いですね。年齢層が高めのおじさまも気に入ってくれています。恐竜っぽいからですかね?
時田:"がおくん"って元々は恐竜ですか?
HINAHO:実は恐竜ではないんです。"がお"なのに恐竜じゃないんだっていうツッコミもたまに入ります(笑)
時田:確かに(笑)
アーティストとしての多彩な活動
時田:HINAHOさんは切り絵をされていたり、羊毛フェルト作成をされていたり、作品は幅広いと思います。今は"がおくん"の作品制作が中心になっていますか?
HINAHO:半々くらいですかね。
いろいろなことに興味があるので。それが自分の強みでもあるかなって最近思っています。
時田:HINAHOさんは吉祥寺のハーモニカ横丁で行われる朝市やデザインフェスタなど結構いろいろなところに商品を置かれていて、対面で販売するのとか多いですよね。これからも対面販売で活動していきたいですか?
HINAHO:そうですね。対面だと買ってくれた人がどんな人なのか、買ってくれたポイントがどこなのかとか直接聞けるのが一番嬉しいなって思います。
時田:喜ぶ顔が直接見れるのは嬉しいですよね。
吉祥寺の朝市は常連さんが多いですか?
HINAHO:そうですね、朝市とかは毎月出ているので段々と来てくれる方が増えてきています。
時田:朝市って朝すごく早いですよね?
HINAHO:はい。朝7時からやっています。
時田:作品を纏めたアルバムを持ってきていただけたとのことですので、拝見させていただきます。
基本的にまずは鉛筆である程度描きますか?
HINAHO:そうですね。鉛筆で下絵をして、基本は水彩か、たまにアクリルとオイルパステルを使って描いています。
時田:HINAHOさん的には"がおくん"のポストカード中で一番気に入っているのはこの作品ですか?
HINAHO:そうですね。時間をかけて描いた作品というのと、ポストカードを対面販売の時に季節ごとに入れ替えて16種類くらい持っていくのですが、その中でもこの絵が入っているとかなり人気です。

秋のポストカード
時田:季節ごとのポストカードですか。素敵です。
この平面に描いた感じもいいですね。
HINAHO:これはグッズをこんな感じで展開したいな。というざっくりとしたイメージです。
時田:なるほど。こちらの作品も対面で売ることができたらいいですね。
その他の作品もご紹介いただけますか?

作品を描くHINAHOさん
HINAHO:この作品はデザインフェスタでの作品で、今までで一番大きい絵かもしれないです。横が3.6メートル、縦が2.1メートルくらいです。
作品を写真で撮ってポストカードにしています。
時田:デザインフェスタの期間中に描き上げた感じですか?
HINAHO:そうですね。2日間あって、その期間の中で描き上げました。
時田:すごいです。この作品は木ですか?
HINAHO:全部ワイヤーです。
結構大変な作業です。高円人展という高円寺でやっている毎年テーマは何もない、80人くらいの展示会があって。本当に自由なので毎回好きなのを作っています。切り絵とか、ワイヤーとかは結構作ります。なんでも作っていいよって言われた時に作った感じです。
HINAHOさんの夢や今後の活動
時田:今後の夢はありますか?
HINAHO:"がおくん"だけで言ったら、"がおくん"のグッズは展開していきたいです。その上で、今回のKahogoプロジェクト第3弾というのは夢がちょっと叶ったなという感じで嬉しかったです。
時田:こちらも嬉しいです!今後のHINAHOさんの活動予定を教えていただけますか?
HINAHO:8月にグループ展が高円寺であります。また、10月には吉祥寺で個展があります。
吉祥寺の朝市はコロナウィルスの影響で今はやっていませんが、毎月出店しています。
時田:ありがとうございます。みなさんに来ていただき、生で作品を見ていただけるよう、KahogoでもHINAHOさんの活動を情報発信させていただけたらと思います。今日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
自分の作品に合うフレームを選んでいただきました
「どっちがいいかな〜」と迷いながらも、HINAHOさんの作品に合うフレームをご自身で選んでいただきました。
鮮やかな色を使った作品が多いので、どの色のフレームにも合いますが、素敵なアートとなりました。
是非皆様もお買い求めの際は参考にしてみてくださいね。
HINAHOさんのイベント予定
【NONSuger展】
喫茶好きな作家達による、「心の抽出」をテーマにした合同ZINEの新刊イベント。作家作品の展示やノンシュガー収録作品をイメージした喫茶メニューの提供、弾き語りLIVEなどなど、ゆったり五感でお楽しみ頂ける喫茶時間のイベントを開催。
- 日時:2020年8月8日(土)、9日(日) 9時〜19時
- 場所:高円寺古民家カフェ「ギャラリーこころみ」
東京都杉並区高円寺南2丁目53−7
【HINAHO個展】
水彩やオイルパステル原画や、ポストカード/デザイン雑貨、がおくんグッズなどなど、新作も多数展示販売予定。
- 日時:2020年10月3日(土),4日(日) 11時〜20時(未確定のため変更の可能性あり)
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場所:リベストプレイス吉祥寺
武蔵野市吉祥寺南町2-4-6 アイリスコーポ1階
HINAHOさんプロフィール
水彩やアクリル、オイルパステルなどを使い
絵を描いています。
また、雑貨の制作や
オリジナルキャラクター「がおくん」グッズの展開など。
ポストカードや、雑貨は
各種イベントや、雑貨店にて販売しています。
今回Storiesの撮影にご協力いただいた「カフェえくぷり」さん

今回撮影にご協力いただいた「カフェえくぷり」さん。
ホットサンドが美味しい、とても居心地が良い素敵なカフェです。
ご協力ありがとうございました。
- 営業時間:11時〜21時(火曜日は11時〜17時30分)
- 定休日 :不定休
- 電話番号:03-6453-2884